LUNC（Terra Luna Classic）やUSTC（Terra Classic USD）を開発していた「Terraform Labs」の共同創設者Do Kwon（ドゥ・クウォン）氏を含む6名に対し、韓国裁判所が逮捕状を発付したと現地メディア「朝鮮日報」が報じました。
Do Kwon（ドゥ・クウォン）氏ら関係者に逮捕令状が発行
LUNCやUSTCの根幹となるテラ（Terra）の開発していた「Terraform Labs」の共同創設者Do Kwon（ドゥ・クウォン）氏や、Terraform Labs創設メンバーのNicholas Platias氏を含む、職員や関係者6名に対して韓国裁判所が逮捕状を発付したと現地メディア「朝鮮日報」が報じました。
報道によると、今回逮捕状が出された6名には「資本市場法違反(*1)」の容疑がかけられていると報じられています。
(*1)資本市場法：資本市場における金融革新と公正な競争を促進し、投資家を保護し、金融投資業を健全に育成することにより、資本市場の公正性・信頼性及び効率性を高め、国民経済の発展に貢献することを目的とした法律
2022年5月にアルゴリズム型ステーブルコインUSTの ディペグ が発生し、わずか1週間で99%も大暴落したことによって多くの投資家が多額の損害を出していましたが、Do Kwon氏らは資本市場法における「詐欺的な不正取引」の罪を犯したと指摘されています。
7月にはもう一人の共同創業者であるダニエル・シン（Daniel Shin）氏の自宅にも家宅捜索が入っており、8月15日の仮想通貨メディアスタートアップCoinageのインタビューでDo Kwon（ドゥ・クウォン）氏は「捜査がきたら協力する」と答えていました。
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Do Kwon氏インタビュー｜USTディペッグ後初のメディア出演
LUNA（Terra）崩壊後初めて共同創設者であるDo Kwon氏が2022年8月15日にメディア出演しました。今回のインタビューでDo Kwon氏が沈黙を破り何を語るのかに注目が集まりました。
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報道によってLUNC（Terra Luna Classic）などの価格が反応
ステーキングの再有効化や、供給量削減に向けたオンチェーンでの1.2% Tax Burnが決定するなどでLUNCの価格が急上昇していましたが、今回の報道を受けてLUNC，USTC、そしてTerra 2.0であるLUNAすべてが大幅に下落しました。
ですが、LUNCの復興に向けて開発を行っている Edward Kim（エドワード・キム）氏 は「LUNCはTerraform Labs主導ではなくコミュニティ主導なので、Do Kwon氏やTerraform Labsに何かあっても何も変わりありません」とTwitter上で発信しています。
とはいえ、LUNCのこれからの値動きに関してはDo Kwon（ドゥ・クウォン）氏やTerraform Labsの報道の影響を少なからず受けると想定されますので注意が必要です。
>> 朝鮮日報の報道記事
