この記事は、Terra Classic L1開発チーム「L1 Task Force」のメンバーであるVinh氏(@TheVinhNguyen4)が2023年9月17日に公開した提案『L1 Task Force Q4 Proposal』の内容を日本語訳した記事となります。
提案の要点
- v2.2.1にアップグレードしたが、多くのDAppsやツールに不具合が出た
- 技術的な問題を解決し、L1を安定化させることが重要
- 第4四半期の合計は9,000ドル(約133万円)
L1 Task Force第4四半期の概要
L1 Task Forceは、2023年9月12日に Terra Classic(LUNC)ネットワークをコアv2.2.1にアップグレードしました。しかし、これまでのアップグレードで蓄積された技術的な負債があり、メンテナンスに時間を割く必要があります。
パリティを迅速に達成するためにスピードを重視して「L2 との互換性」を犠牲にした結果、多くの DApps やツールに不具合が生じてしまいました。L2のDAppsとツールを繁栄させるために、L1を安定させる時が来たと考えています。
Hexxagonとの協力関係を維持し、提案を同時に発表することで、私たちはL1 Task Forceの第4四半期提案のリリースを1ヶ月前倒しすることを選択しました。この第4四半期提案の実施日は2023年10月17日となります。
第4四半期において、L1 Task Forceチームは技術的な問題を解決し、L1を安定化させます。
第4四半期のL1 Task Forceチームメンバーは、Superman、Vinh、Gevikの3名となります。
第4四半期の終わりまでに予想される主な成果
- 安定したL1のインフラ
- 使いやすいTerra Classicスマートコントラクト開発ライブラリ
第4四半期(2023年10月17日〜2024年1月17日)の活動内容
- 残存するL1の技術的問題を解消
- Terra Classic上のインフラチームと協力して問題を解決
- Terra Classicスマートコントラクト開発ライブラリを更新およびリファクタリング
- Terra Classic上の重要なDAppsをアップデート
L1活動に関する追加の注意事項
- L1 Task Forceは、L1のロジック改善提案にのみ従う
- L1のロジック改善提案が実装できない、または実装が危険な場合は報告書を公開
OPEX予算について
月額OPEX予算は3,000ドルで、開発者1人あたり平均1,000ドルです。この予算額は第1、第2、第3四半期に理想的であり、今後もこのOPEX額を維持したいと考えています。
※ 未使用のOPEX資金は、次の四半期に繰り越されるか、L1 Task Forceが同意を得られなかった場合はコミュニティプールに返されます。
以下がOPEX予算の使用用途です。
- 裁量的なコンピューティングコスト(Linodes、AWS、その他)
- 開発チーム用のMicrosoft 365サブスクリプション
第4四半期の要求予算
L1開発の予算は四半期ごとに要求され、納品の成功とコミュニティガバナンスに基づきます。第4四半期の要求予算は以下の通りです。
- 0ドル = 0ドル × 3ヶ月(Inon Man)
- 0 ドル= 0ドル × 3ヶ月(Vinh)
- 0ドル = 0ドル × 3ヶ月(Gevik)
- 9,000ドル = 3,000ドル × 3ヶ月(OPEX予算)
L1 Task Forceが要求する第4四半期の合計は9,000ドル(約 133万円)となります。
現在(2023年9月17日時点)のLUNC価格換算で "1億6,000万 LUNC" となり、提案が投票のために掲載される際には、その時のLUNC市場価格に基づいて更新されます。
支払いの分配は、適切なマイルストーンが達成され、資金の解放が多重署名の署名者によって承認された場合、毎月の末に行われます。
チェーンガバナンスによって通過した第4四半期のL1資金の差し戻しは署名者によって尊重されます。余剰予算額は、四半期の終わりにコミュニティプールに返されます。
『L1 Task Force Q4 Proposal』の原文はこちらTerra Classic:L1開発チーム「L1 Task Force」第3四半期の活動・予算提案
この記事は、Terra Classic L1開発チーム「L1 Task Force」のメンバーであるLuncBurnArmy氏が2023年6月7日に公開した提案『L1 Task Force Q3 Proposal』の内容を日本語訳した記事となります。
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