DFLunc ProtocolのdApp「DFlunc.app」がリリースされてわずか1週間ほどで5億枚以上のLUNCがBurnされたため、LUNCコミュニティ全体に大きな衝撃を与えました。
現在(2023年8月4日)では33億6,600万枚ものLUNCをBurnしており、大きな注目を集めています。
この記事では、注目され始めているDFLunc Protocolの特徴や仕組みについて分かりやすく解説しています。
DFLunc Protocolとは?
DFLunc Protocolは、複数の スマートコントラクト から構成されるDeFi(分散型金融)のプロトコルであり、LUNCの Burn(バーン)を促進させることを目的としたプロジェクトです。
Terra Classic(LUNC)の バリデータ でもあるDFLunc Protocolは、新しいトークンノミクスや配布アルゴリズム、買い戻しとリサイクルシステムを導入することで価値を生み出す新たな手段を確立しています。
また、独自トークン「DFC」を用いたBurn & リワードシステムによって持続可能な価値循環が確保され、プロトコルの成長ポテンシャルが強化されています。
独自トークン「DFC」について
DFLunc Protocolは公共の利益として公平に立ち上げられ、中央集権によるコントロールや検閲、またはシャットダウンできないコミュニティ開発のシステムへと進化することを目指しています。
そのため、DFCトークンのプライベートセールやパブリックセールなどは行われず「プロトコルによってLUNCをBurnすることがDFCを発行する唯一の方法」です。DFCトークンを所有したいユーザーはLUNCをBurnする必要があります。
独自トークン「DFC」の総供給量は5,010万枚で、前のサイクルに基づいて0.2%の減少率でリリースされます。例えば、2つ目のサイクルでは99,800 DFCトークンがリリースされましたので、3つ目のサイクルでは「99,800 ×(1 – 0.002)」がリリースされます。
また、DFCをステーキングすると毎サイクルでUSTC報酬を得ることができ、未請求のDFCはデフォルトでステーキングされます。
DFCトークンの価値
DFLunc Protocolでは、Terra Classic上で自身のノードを運営し、100%のコミッションをDFLunc Protocolの参加者への報酬としています。ノード上のLUNCは、信頼できるコミュニティや、LUNCホルダーから調達されます。
第一段階では少なくとも100億LUNCが調達され、DFLunc Protocolノードにステーキングされます。そして現在のステーキングAPYを参照してプロトコルが常に稼働することが保証されます。
独自トークン「DFC」の特徴
LUNCのBurnと報酬
DFLunc Protocolは、ユーザーがプロトコル手数料としてUSTCを支払ってLUNCをBurnできる複数のスマートコントラクトを導入しています。このメカニズムは、ユーザーが積極的にBurnプロセスに参加することを促します。
LUNCをBurnすることで報酬としてDFCトークンを受け取ることができ、これらのDFCトークンはステーキングしたり、さまざまな追加の利点を得るために利用することができます。
DFCのステーキング・Burnと報酬プールへのアクセス
ユーザーは、自身が保有するのDFCトークンをステーキングしたりBurnしたりすることで、LUNCのBurnプロセスから収集されたさまざまな賞金プールを共有する資格を得ることができます。
この賞金プールは、ユーザーがDFCトークンをステーキングしたりBurnしたりすることを促し、プラットフォームの長期的な持続可能性に貢献します。
持続可能なエコシステム
LUNCやDFCのBurnメカニズムや買い戻し、報酬プールとの組み合わせにより、バランスの取れた持続可能なエコシステムが維持されます。
そして、LUNCの継続的なBurnとDFC報酬の分配により、ユーザーの参加とプラットフォームの成長を促進する環境が生まれます。
DFLunc Protocolの仕組み
LUNC BurnによるDFCマイニング:プロトコル-1
プロトコル-1は、LUNCをBurnしてDFCトークンをマイニングすることができるスマートコントラクトです。USTCはプロトコル手数料として請求されます。
拡張機能またはアプリを通じてStation Walletを接続した後に、Burnしたいバッチ数を入力します。
1バッチは「5,000 LUNCをBurnし、5 USTCのプロトコル手数料を支払うこと」を意味します。例えば、ボックスに1,000を入力すると、5,000 × 1,000 = 5,000,000 LUNCをBurnし、5 × 1,000 = 5,000 USTCをプロトコル手数料として支払うことになります。
ウォレットに十分な資金があることを確認してください。
USTCの報酬
現在のサイクル(各サイクルは14:00 〜 翌14:00 UTCまで)が終了した後にUSTC報酬が表示、分配されます。
独自トークン「DFC」の報酬
USTC報酬と同じように、独自トークン「DFC」がサイクル終了後に配布されます。DFC報酬は次のように計算できます。
DFC報酬 = (NB / NBC)× MDFC
※ NB = Burnするバッチ数
※ NBC = 現在のサイクルでBurnされたバッチの総数
※ MDFC = 現在のサイクルで発行されたDFCトークンの総数
DFCのBurn:プロトコル-2
プロトコル-2は、DFCトークンをBurnしてfire mark(サイト内の炎マーク)を得ることができるスマートコントラクトです。LUNCはプロトコル手数料として支払われます。
プロトコル-2のカウントダウン期間は21日から始まり、DFCが1つBurnされると1分が追加されます。
1つのDFCトークンをBurnするには少なくとも10,000 LUNCをプロトコル手数料として支払う必要があります。DFCトークンをBurnするたびに次回のDFC Burnのプロトコル手数料が100 LUNC増加します。
早くDFCをBurnするほどLUNCコストは少なくなります。
LUNC報酬
プロトコル手数料から集められたLUNCの70%がfire markの所有者全員に直接分配され、LUNCの15%は直接Burnされます。
そして、LUNCの12%は招待リンクへの報酬として、残り5%はプロジェクトの開発チームにメンテナンス手数料として支払われます。
USTC報酬
USTC報酬プールの70%が最後のBurn(カウントダウン終了時に最後のfire markを持っているユーザー)に対する賞金となります。残りの30%はすべてのfire mark所有者に分配されます。
報酬プールへの送金:プロトコル-3
DFLunc Protocol-3は、DFCの流動性を追加することで報酬を得ることができるスマートコントラクトです。5%のDFCがプロトコル手数料として課金されます。
バリデータからの70%の利益がDFLunc Protocol-3の報酬プールに送られます。したがって、報酬APRはDFluncバリデータにステーキングされたLUNCの量に依存します。
DFLunc Protocolまとめ
DFLunc Protocolは2023年4月28日にdAppである「DFlunc.app」がローンチされたばかりですが、わずか1週間ほどで5億枚以上、現在(2023年8月4日)では33億6,600万枚ものLUNCをBurnを実施してコミュニティからの注目を集めています。
Terra Classicにおける最大の課題である「LUNC Burn」を目的にしているプロジェクトとして今後の活動に期待できるのかもしれません。
ですが「まだ立ち上がったばかり」という点が懸念点となりますので、DFLunc Protocolが運営するバリデータへの委任やdAppの利用はしっかりと理解した上、ご自身の判断で利用されて下さい。
DFLunc Protocol関連リンク
- DFLunc Protocol公式サイト(dApp)
- DFLunc Protocol公式Medium
- DFLunc Protocol公式Twitter
- DFLunc Protocol公式Telegram
- DFLunc Protocolバリデータ