Terra Classic(LUNC)

Terra Classic:オプション機能に関するシグナリング提案|Prop 11358・11359・11360

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※この記事は、Terra Classicの著名な開発者である Edward Kim氏 が2023年2月15日に公開した提案『Signaling Proposals around 3 Optional Features in the next release』の内容を日本語訳した記事となります。

提案の要点

  • 次のリリースにそれぞれのオプション機能を含めるかどうかを投票
  • BINANCEのBurnを再開させるためには提案11358,11359の機能が必要
  • 提案11360は直接コミュニティプールへ送金するために新規パラメーターを作成

3つのシグナリング提案

この記事では、次のリリース(v1.1.0)で合意を求めている3つのシグナリング(*1)提案を説明しています。これら3つの項目はすべてオプションであり、正式な Terra Classic(LUNC)の提案としての内容に含まれるか含まれないかは、それぞれの ガバナンス 提案の結果によって決定されます。

(*1)シグナリング:信頼に足るものであることを理解・認識してもらうため、客観的な情報や根拠を示すこと

今回みなさんが投票するのは、特定のコードに対する良し悪しではなく、それぞれの提案における「オプション機能を次のリリースに含むかどうか」です。シグナリング提案がガバナンスを通過した場合、実際のアップグレードコード実装に関する別のAgora提案と、それに続くガバナンス投票が行われます。

「提案11358」「提案11359」のオプション機能は最大手のCEX(中央集権取引所)であるBINANCEから要求されているものです。BINANCEは2022年12月28日、Terra Classic取引手数料の自発的な Burn(バーン)を2023年3月1日まで延期するとした上で、以下の変更を加えました。

  • 再開の条件として「Burn用に専用のウォレットを作成し、Burn時にLUNCの再ミントを行わない」「ウォレットをホワイトリスト登録し、ウォレット間送金にTaxを適用させない」ことを要求
  • 再開する際は、これまでのLUNCのスポットおよび証拠金取引手数料の100%ではなく、50%をBurn

>> BINANCE公式発表

これから説明をしていく提案11358・提案11359は、BINANCEが手数料の50%をBurnし続けるための内容となります。提案11360は、BINANCEとは関係がない独立した機能で、その結果はBINANCEのBurnに影響を与えるものではありません。

ウォレット間送金時のオンチェーンTax免除|提案11358

BINANCEは「BINANCEが所有しているウォレット間での内部送金をBurn Taxの適用外とすること」を要求しています(Burn Taxは現在0.2%に設定)。

BINANCE所有のウォレットのリストは上記の発表を通じてコミュニティに提供されており「BINANCEウォレットへの移動」と「BINANCEウォレットからの移動」は依然として課税されることが確認されています。つまり、入金や出金は対象外ではなく、内部ウォレット間の送金だけがセキュリティ目的で免除される形となります。

この最初のガバナンス提案は「BINANCE側の要求に対する合意を求めるもの」で、このホワイトリスト機能の実装はパラメータ化され、初期リストは提供されたBINANCEのリストに設定されます。

そのため、この機能が採用されることが承認された場合、将来、このホワイトリストへの変更は「ガバナンスパラメータ変更提案によって制御することが可能」となります。

シニョレッジから除外された個別のBurnウォレット作成|提案11359

このガバナンス提案では、2つ目のBurnウォレット作成についての合意を求めています。

シニョレッジ が”オフ”にされていますが、将来変更されないという保証はありません。そのためBINANCEは別のBurnウォレットを作成し、このウォレットに手動で送られたLUNCに対して、各エポックの終わりに行われるseigniorage remint(再 ミント)計算から除外するよう要請しています。

このウォレットに送信されるLUNCはBurnされたままで、LUNCが再ミントされることはありません。この2つ目のBurnウォレットは公表され、コミュニティの誰もがこの目的のために使用することができます。

コミュニティプールへのBurn Tax分割|提案11360

この提案は、次のリリースで合意を求めている3つ目のオプション機能となり、BINANCEのBurnに影響するものではありません。

以前、コミュニティはシニョリッジの「Reward Weight」パラメーターを利用し、Burnされた供給の一部をコミュニティプールに再ミントしていました。ですが、これはコミュニティ内の多くの人々にとって混乱を招いていました。

3つ目のガバナンス提案は、シニョリッジの「RewardPolicy」を利用せず、オンチェーン Taxの一部をコミュニティプールに直接送金する「独立したパラメーター作成」に関する合意を求めるものです。

このパラメーターの初期値は、提案11111で注記されているように「10%:コミュニティプール」「90%:Burn」となります。これは、BINANCEがシニョリッジをオフにするよう要求する前の合意内容です(提案11359 で代替的に処理されています)。

ガバナンス投票について

これらのオプション機能を「次のリリースに含めるかどうか」についての合意を得るため、3つのシグナリング提案が正式に提出されることになります。

「提案11358」「提案11359」はBINANCEが取引手数料の50%をBurnし続けるために必要です。「提案11360」は独立したオプション機能で、BINANCEのBurnに影響を与えるものではありません。

ガバナンス提案に合意したオプション機能は、コミュニティが受け入れるかどうか、別の最終投票にかけられます。そのため、今回のシグナリング投票は、これらのオプション機能の技術的な採用を受け入れるかどうかの判断ではなく「次のリリースで検討するために含めるべきかどうか」という内容です。

最後に、これらの3つのオプション機能がガバナンス投票を通貨しなかった場合は、Jacob Gadikian氏(@gadikian)が提供したパッチを含む、合意を破る必要なセキュリティアップデート「v1.1.0」のリリースが投票提案される予定です。

『Signaling Proposals around 3 Optional Features in the next release』の原文はこちら

ガバナンス投票の方法は下記の記事で解説してますので、投票に参加してみて下さい。

投票方法を解説
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