最大手のCEX(中央集権取引所)である「BINANCE」によるLUNCのBurn(バーン)再開が予定されていることから、コミュニティ内外から大きな注目を集めています。
Terra Classic(LUNC)のコア開発者Edward Kim氏が提出したガバナンス提案「Upgrade v1.1.0(11367)」が可決する見込みで、2023年3月1日 7:00頃(日本時間)にv1.1.0実装予定、3月2日頃にオフチェーンBurnが実施予定となっています。
LUNCのオフチェーンBurnが延期された理由
BINANCEは2022年9月に「LUNC現物・証拠金取引の取引手数料」に対する自主的な Burn サポートを発表し、オフチェーン(off-chain)Burnを毎月実施していましたが、2022年12月末に「Burn実施を2023年3月1日まで延期する」と明らかにしました。
延期に至った主な理由としては、BINANCEの自己負担によるオフチェーンBurnが実行されていた中、Terra Classicチェーンのコードによって再 ミント が行われてた点が挙げられています。
Burn延期の発表と併せ、BINANCEは"再ミントを行わないこと"などを含めた「Burn再開のための条件」を公開しており、提示した条件が実施されたらBurnを再開すると明らかにしていました。
BINANCEの「LUNCオフチェーンBurn継続」に必要なもの
BINANCEのBurn問題について、著名なインフルエンサーであるClassy氏は「BINANCE側が提示した条件の他にBurn実施を継続に必要なものがある」と自身のYouTubeチャンネルで明らかにしました。
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v1.1.0の実装によってバーン再開
Terra Classicコミュニティ内ではBAINACEによるオフチェーンBurnに対する様々な意見が連日あがっており、どのように対応していくかに注目が集まっていました。BINANCEからの要求に沿うことに批判的な意見も見受けられましたが、実際にBINANCEのBurn実績は他を凌駕するほどのもので、最終的には要求に対応してBurn再開に向けて進む形となりました。
Terra Classicのコア開発者 Edward Kim氏 がシグナル提案「11358,11359,11360」を公開、可決見込みになったことを受け、正式な ガバナンス 提案「Upgrade v1.1.0(11367)」を提出しました。これを受けてBINANCEは公式ページを更新し、2023年3月2日にBurnを実施予定であることを明らかにしました。
提案11367は問題なく可決される見通しとなっており、ブロック高11,734,000(日本時間:2023年3月1日 7:00頃)にTerra Classicチェーンの停止・v1.1.0実装を行う予定としています。
なお、今後のオフチェーンBurnは従来の「現物・証拠金取引手数料」の100%ではなく、50%をBurnする予定であることが明らかにされています。
Terra Classic:オプション機能に関するシグナリング提案|Prop 11358・11359・11360
この記事は、Terra Classicの著名な開発者である Edward Kim氏 が2023年2月15日に公開した提案『Signaling Proposals around 3 Optional Features in the next release』の内容を日本語訳した記事となります。
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