LUNCのオフチェーンBurn(off-chain Burn)に対し、CZがTwitterのスペースで後ろ向きな発言をしていましたが、その数時間後にはオフチェーンBurnの実装に向けた提案を発表しました。
提案された条件をクリアするとオフチェーンでの 1.2% Tax Burn を実装させると明記されており、コミュニティが大きな反応を見せています。
最大手であるBINANCEで実装されるとなると、他の取引所も必然的に実装に向けて動き出すものと見られ今後の動きに期待ができそうですね。
この記事では、BINANCEが発表したオフチェーンBurn実装への提案内容をわかりやすく解説していますのでぜひ一読下さい。
LUNC(Terra Luna Classic)のオフチェーンBurn実装への提案
最大手の仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)のCEOであるCZが LUNC(Terra Luna Classic)のオフチェーンBurn実装への提案をBINANCE Blogで発表しました。
大前提として、BINANCEが率先してオフチェーンBurnを実装するとユーザーはBurnのない他の取引所へLUNCを移すことになり、結果として期待されているBurnは実現できないとした上で、以下の条件をクリアした際にオフチェーンBurnを正式に実装すると発表しました。
STEP1:オプトインアカウント(専用ウォレット)を実装
BINANCE側がLUNCの売買取引に1.2%のTaxを課すことができる「オプトインアカウント(専用ウォレット)」をページ内に実装します。
ユーザーが実装されるオプトインボタンを押すとオプトインアカウントが表示されます。
これは”オフチェーンでの1.2% Tax Burnに対する意思表示”という形になり、オフチェーンBurnの実装を実現するための第一歩となります。
STEP2:BINANCE内LUNCの25%以上がオプトインアカウントに移る
BINANCEが保有するLUNC数量の25%以上がオプトインアカウントに移ると、オプトインアカウントでLUNCの取引すべてに対して1.2%のTaxを課します。
これは、LUNCを保有していない人たちがこの投票に影響を与えることを防ぐためとなり、BINANCE側は「実質的な賛成票を確認」することができます。
【例】
BINANCE内のLUNC保有数:3兆枚
7,500億枚(3兆枚 × 25%)以上のLUNCがオプトインアカウントに移ればクリア
STEP3:オプトイン取引量がBINANCE内取引量の50%に到達
オプトインアカウントでの取引量(Volume)が、BINANCE内でのLUNC取引量の50%以上に達すると全ての条件がクリアとなり、すべてのLUNC取引に対するオフチェーンでの1.2% Tax Burnが実装されます。
【例】
BINANCE内のLUNC取引量:300M
オプトインアカウントでのLUNC取引量が150M以上に達するとクリア
オフチェーンBurn(off-chain Burn)実装に関する注意点
前述した条件をすべてクリアすると正式にBINANCEでのオフチェーンBurnが実装されますが、以下の条件をクリア出来なかった場合はオプトイン機能が削除され、オフチェーンBurnの実装が実現することはありません。
まとめ
TwitterのスペースでLUNCのオフチェーンBurnに対してCZが後ろ向きな発言をしましたが、その数時間後にはオフチェーンBurn実装に向けた提案を発表したことにより、コミュニティ内では希望の光が見えたと盛り上がりを見せています。
最大手であるBINANCE側が一方的に実装をするのではなく、その判断を「実質的な投票」のような形でLUNCホルダーたちに実装の可否を委ねる内容になっています。
一言でいうと、「まずは身銭を切れるホルダーが一定数いることを示してくれ」ということですね。
しばらくはオフチェーンBurnの実装はないと思われていた中でのこのチャンスを活かせることができれば、LUNCが魅せる「千年に一度の大逆転劇」の大きな一歩を踏み出せることになりそうです。