Terra ClassicコミュニティのL1開発ロードマップアイデア

この記事は、Terra ClassicのバリデータであるHappyCattyCrypto氏（@HappyCatKripto）が2023年4月21日に公開した提案『Community Gauged Roadmap Ideas For Post Parity』の内容を日本語訳した記事となります。

提案の要点

コミュニティの意見を正確に把握することが最も重要
誠実に活動を行えるL2開発チームの立ち上げを推奨
独自のエンドポイントを実行するために投資すべき

Contents

L1開発ロードマップのアイデアリストを提案

L1 開発チーム「L1 Task Force」に、この記事の内容を認識し、私たちの意見を考慮してもらえるよう求めます。

この提案は、パリティ(*1)実現のために「ロードマップのアイデアリストとして機能することを目的」としています。決して公式のロードマップとして機能したり、Terra Classic（LUNC）チェーンの今後の計画を決定するものではありません。

(*1)パリティ：2つの仮想通貨を同じ価値にすることを指す

Terra Classicの第1四半期から見えた課題

第1四半期には、コミュニティの意見が十分に考慮されていなかったことが明らかであり、L1 Task Forceの第2四半期提案にも影響しました。

その際、以下のような3つのポイントが提起されました。

コミュニティの意見を正確に把握する
オラクルプールからの資金の枯渇
Terra ClassicへのL1アップグレードの必要性

コミュニティが存在しなければ、このブロックチェーンは機能しなくなります。

コミュニティの感情を健全なバランスで維持することで、現在の保有者をサポートし、新しい保有者を引き込むことができます。

私はできる限りコミュニティの意見を集め、そして、それぞれのポイントについて細かい説明を加えました。

コミュニティの意見に基づく提案

これらはコミュニティによって評価されたTerra Classicの課題です。これは決して完全なリストではなく、随時追加していけるようにしておくべきと考えています。

L1チーム「L1 Task Force」には以下の要望を認識していただくようお願いします。

Terra Classic専用「Stationウォレット」

LUNCコミュニティは自分たちのバージョンの "Stationウォレット" を所有する必要があります。私たち自身が行動しなければ、常に民間組織による統制が行われます。

スマホ対応に向けた「Classic Mobile」構築

Terra Classic専用のウォレットとして独自の機能を持つ "Classic Mobile" は、デスクトップとモバイルの両方のユーザーに完全対応することができます。新しい投資家の多くは、モバイルアプリを経由して参加するでしょう。

Terra Classic専用Agora

これは必要というものではなく "要望" です。私たちのチームがより重要な内容に集中できるよう、一線を引くことができます。

Terra Classic専用Finder

これも "要望" のカテゴリーに入ります。これは、ブロックチェーンの成長に不可欠なものではありません。

Terra Classic L2チーム立ち上げ

誠実に活動を行える L2 チームの結成はLUNCの将来にとって「非常に重要」で、常にプロフェッショナルであることが求められます。

メンバー選定に関してはコミュニティによるガバナンス投票で選ばれるべきです。

Terra Classicマーケティングチーム

LUNCは常に「自己利益を求める個人や組織」に苦しんできました。そのため、Terra Classicチェーンのためのマーケティングチームを持つことが重要です。

これらのメンバーもコミュニティによるガバナンス投票で選ばれるべきです。

独自のエンドポイント

現在、Terra Classicのエンドポイントは「TerraCVita」と「Allnodes」にあります。直近では開発チームである「TerraRebels」が独自のエンドポイントを提供することを目指しています。

私たちは、独自のエンドポイントを実行するために「時間・資金・リソース」を投資すべきです。

130のアクティブセットを介して分散化することについて話し合いましたが、これは成長するブロックチェーンに強力なセキュリティ層をもたらす価値のある試みだと考えています。これらのエンドポイントを民間組織に任せるのは愚策であると考えています。

スマートBurn Tax

約1年間、結果にかかわらず高いTaxを設定し続けてきました。現在、ブロックチェーンは取引量が少ない状態にありますが、我たちはまだ同じように課税しています。

「スマートBurn Tax」のシステムを導入することで、このストレスを緩和することができます。取引量が少ない間はTaxを低くし、オンチェーン（on-chain）の取引量が増加するにつれて高いTaxを設定するべきです。

私は、コスモス（Cosmos）を通じた我々の旅においてこれが重要だと考えています。アライアンスは、私たちの充実したオラクルプールに注目を集めることでしょう。私たちはこれを Burn（バーン）につなげるべきです。

私が "Burn" を支持する理由は至ってシンプルです。それは「BINANCEのCZ氏がBurnを信じているから」。

オン / オフランプ

LUNA2.0は「オンランプ（仮想通貨から法定通貨への交換）」のサービスを利用しています。これはStation上のリンクで、選択したCEX（中央集権型取引所）にリダイレクトされます。

LUNCにとって「オン / オフランプ（仮想通貨と法定通貨の相互交換）」に投資することは謙虚な投資家にとっては当然のことです。

USTCリペグ

USTCに関して "偏りのない事例研究" を行うことで、コミュニティは現実の問題や歴史、将来の結果についてより理解することができます。

これによって私たちは「リペグを進めるか」または「別の道を進むか」を選ぶことができます。独立したチェックが行われるべきです。

USTCリペグ案

: USTCリペグ案「ダイバージェンス手数料と買い戻しプロトコルの実装」｜RedlineDrifter
この記事は、Terra Classicの開発チーム「Terra Rebels」メンバーであるRedlineDrifter氏が2023年4月12日に公開した提案『USTC Incremental Repeg, Buybacks, Staking, Swaps』の内容を日本語訳した記事となります。
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StableKwonsの削除

現在、Terra Classicチェーンには大量の無駄なトークンが存在しており、ステーキング報酬に影響を与えています。一般のユーザーは「マルチプルスワップ」を使用しており、これによってトークンの価値以上のコストがかかっています。

これは不道徳であり、間違っています。公平な環境を提供する必要があります。

LUNC Guard（法務チーム）の立ち上げ

これはチーム名から分かる通り重要であり、ポイント「USTCリペグ」と連携させることができ、一石二鳥です。

CEXへの「Burn Tax」キャンペーン

これは、要望として挙げている「マーケティングチーム」が活動を始める最適なタスクである可能性があります。

Terra Classicは「BINANCE」という大きな駒を持っています。BINANCEがTerra Classicのホワイトリストシステムを利用しているのと同じように、このつながりを利用することが公平だと考えます。

ホワイトリストについて

: BINANCEの「LUNCオフチェーンBurn継続」に必要なもの
BINANCEのBurn問題について、著名なインフルエンサーであるClassy氏は「BINANCE側が提示した条件の他にBurn実施を継続に必要なものがある」と自身のYouTubeチャンネルで明らかにしました。
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Terra Grants Foundationアップデート

コミュニティの多くの人々が非営利組織である「TGF（Terra Grants Foundation）」の今後について尋ねています。L1チームは共同設立者である Edward Kim氏に連絡して何らかの情報を伝えるべきです。

多くの人々は「TGFは厳正されたプロジェクトだけに資金を提供すべき」だと考えています。私たちの収入源は限られており、プロジェクトを慎重に選択することが非常に重要です。

Terra Grants Foundationの最新情報

: Terra Classic非営利組織「Terra Grants Foundation（TGF）」の最新情報｜Edward Kim
Terra Classicのコア開発者であるEdward Kim氏が2023年4月2日に公開した記事で、設立以来の月別活動の詳細や取り組み、予算の更新情報などが記載されており、Terra Grants Foundationの次のステップが公開されています。
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