この記事は、日本のTerra Classicコミュニティメンバーである タマシイ(Tamashi)氏 が考案した「ステーキングにおけるロック期間の選択システム」案を紹介しています。
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>> repeg assist idea: Undelegation lock period selection system
提案の要点
- 3種類のロック期間「21日間・14日間・7日間」を用意
- LUNCとUSTCの需要増加、リペグの補助にもつながる
- 21日間を選択した場合はこれまで通り
3種類のロック期間
現在、ステーキング している LUNC(Terra Classic)をアンデリゲートした際、21日間ロックされ動かすことができません。
そのため、ロック期間をこれまでの21日間のほかに14日間、7日間の計3種類を用意することを提案します。
初期状態が21日間のロックであることは変わりませんが、ステーカーが14日、もしくは7日を選択した場合、それぞれに決められた%のUSTCを支払うことでこれまでより早く償還することが可能となります。そして、支払われたUSTCは全て Burn されます。
ロック期間の短縮が可能になることでステーキングへのハードルが下がり、ステーキング率の向上が期待できます。
この提案によりLUNCとUSTC両方の需要が増加し、さらにはUSTCがBurnされるので リペグ を補助することにつながります。
ロック期間の短縮(Shorten)
ユーザーはロック期間を選択することができますが、この操作を行うことができるのは「アンデリゲートボタンを押す前」となります。
通常のアンデリゲートではロック期間が21日間ありますが「Shorten」を押して操作することでロック期間を選択(短縮)することができます。
短縮するLUNCの量を選択することで任意の量だけロックの短縮ができます。
ただし、一度支払ったUSTCは戻ることが無いので注意が必要です。例えば、7日間を選択し、一度支払いが完了した後に14日間を選択して払い戻したりするようなことはできません。
これらの操作を可能にするUIは以下の画像のようにします。
支払うUSTCのパーセンテージ
各ロック期間ごとに支払うUSTCの%は以下の通りです。
- 14日間:ロック期間を変更するLUNC総額の3%に相当するUSTC
- 7日間:ロック期間を変更するLUNC総額の6%に相当するUSTC
それぞれの計算基準は「(21 × 2) / 14 = 3」「(21 × 2) / 7 = 6」となります。
【例】
100ドル相当のLUNCのロック期間を14日に短縮する場合、3ドル相当のUSTCを支払います。
100ドル相当のLUNCのロック期間を7日に短縮する場合、6ドル相当のUSTCを支払います。
この3%と6%の支払いが高すぎると心配する人もいるかもしれませんが良く考えてみましょう。支払いたくなければ支払わなくていいのです。支払わない場合アンデリゲート後21日間ロックされるだけで今までと何も変わりません。
現在、ステーキング利率はLUNCとUSTCを合わせてAPRが20%程あります。
ステーキングしているLUNCを全てロック短縮したとしても、3%の支払いは1.8ヶ月相当、6%の支払いは3.6ヶ月相当で、ステーキング報酬で十分にまかなう事が可能です。
期間で報酬の利率が変わるステーキング方法と同じようなもので、ステーキング期間が長いほど相対的に支払いが安く済むということです。
そして、この提案はUSTCをBurnする仕組みをチェーンの基礎構造に加えることにも役立ちます。
リペグ案:USTCの供給量を減らす「Flexible Delegation」|Tamashi
この記事は、日本のTerra Classicコミュニティメンバーであるタマシイ(Tamashi)氏が考案したリペグ提案を紹介しています。
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