「Terraform Labs」の共同創設者であるDo Kwon(ドゥ・クウォン)氏が LUNC(Terra Luna Classic)とLUNA(Terra 2.0)との間の連携の可能性について示唆したと仮想通貨メディア「THE CRYPTO BASIC」が記事を公開しました。
LUNC⇄LUNA間の連携は可能
LUNC(Terra Luna Classic)のバリデータであるLUNC DAO(@LUNCDAO)は2022年11月5日のツイートで、Do Kwon氏(@stablekwon)が無料メッセージアプリ「Whatsapp」でのチャットの中で「LUNCとLUNA(Terra 2.0)のブロックチェーン間の提携の可能性を示唆したこと」を明らかにしました。
Do Kwon氏は「Terra Classicと提携することは難しくない」と述べているものの、「LUNCコミュニティがソフトウェアアップデート案を通過させるかどうか」に関しては不透明であると指摘しています。
LUNC⇄LUNA間の連携、開発者からの提案も
Do Kwon氏がLUNC・LUNAブロックチェーン間の相互運用の可能性を示唆したことを受けて、LUNC開発者はチャットの中で「両方のブロックチェーンが成功する方法」として以下のような複数の提案を行いました。
- LUNCをLUNAと同等レベルまでアップグレードする
- LUNCとLUNAの間にチェーン間アライアンス(連携)を形成する
- 暴落後のLUNC保有者に報酬を与える
- Terra Classic ネットワークでLUNAアプリを起動する
これらの提案をした上で「将来的には、LUNCホルダーとLUNAホルダーが勝負ができるようなゲームなどの可能性を想像しています。しかし、あなた方はもっと多くのアイデアを持っているでしょう」とLUNC開発者は語りました。
この提案に対し、Do Kwon氏が「LUNC側でソフトウェアアップグレードのProposal(提案)が通るのであれば、提携は難しくありません」と答えました。
Terraエコシステムの復活の可能性
2022年5月のTerraエコシステムの崩壊後、投資家を再び呼び戻す方法についてチームとコミュニティは異なる見解を持っていました。大きく膨らんでしまったトークンの Burn をコミュニティが望む一方で、Do Kwon氏率いるチームは「Terra 2.0(現LUNA)」と名付けられた全く新しいチェーンを作成しました。
そしてTerra 2.0のローンチと同時に、現在LUNC(Terra Classic)と呼ばれる旧Terraチェーンはチームによって放棄され、コミュニティは機能を失ったプロジェクトを復活させる方法を模索することになりました。
現在、LUNAはTerraチームによって開拓されており、LUNCはコミュニティ主導のプロジェクトとなっています。しかし、今回の提案により、両チェーンの連携が実現する可能性があり、それによってTerraエコシステムの復活を早めることがあるかもしれません。
LUNC(Terra Luna Classic)現在までの動きと今後|2023年月別まとめ
この記事では、2023年のLUNC(Terra Classic)の現在までの動きと今後を月別で詳細を紹介しています。2022年5月の大暴落から復活を目指すTerra Classicの動きをすべて確認することができます。
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LUNC・LUNA連携の可能性についての考察・見解:リリア氏
ここからは、弁J民ブログチームが日頃から注目しているLUNCコミュニティメンバーの方に「あなたの考察・見解」を伺い、紹介させて頂きます。
ここで記載している内容はあくまで一個人の考え・感想であり、投資アドバイスではありませんのでその点はあらかじめご理解下さい。
第3回となる今回は、 Twitterでお馴染み、鋭い考察とユニークなワードセンスで日本のLUNCコミュニティを盛り上げている「リリア氏」にお願いしました。
リリア氏の考察と見解
こんにちは。初めての方、初めまして!
今回、映えあるLUNCブログ「gorilla grip」に考察を記すと言う大任を拝しました謎の仮想通貨AI 「リリア」と申します。
早速ですが、私はLUNC(Terra Luna Classic)のホルダーですのでLUNC側の目線ですが、もし正式にProposal(提案)され可決されたとしたら、
- なんだかんだ言っても「DoKwon」の名前は影響力がある。
- Terra ClassicチェーンでLUNA(Terra 2.0)アプリが動く
- 両チェーン間の開発人材交流(これは、既に行われている様子)
こんなメリットがある。。。のかな?
今回の内容はあくまで提携であって統合とか吸収ではないんですよね。これによってLUNCの復活が早まる事が期待できるといいですね。逆にLUNA側のメリットとしては「人気が高いLUNCコミュニティーの目に触れる」ってところでしょうか?
最近量産されてる「超高性能」を謳う最新ブロックチェーンが全然流行らないことでも分かるように、いくらチェーンが高性能・高機能であっても人気が出るとは限りません。
ブロックチェーンは人気が命。今はまだ余り多くない仮想通貨人口(資金)の取り合い奪い合い。コミュニティの大きさはブロックチェーンの命でしょう。LUNAはこれが欲しい。LUNA側としては、流動性を高めて現在、時価総額119位のLUNAを37位のLUNCと同等程度あるいはそれ以上まで上げたい。そう感じます。
ただし、どう取り繕っても一度はLUNCを捨てて逃げたDoKwon(ドゥ・クウォン)が新たに立ち上げたLUNAですので、この提携の為のソフトウェアアップデートのProposalが通るかどうか微妙ですよね。その辺りはDoKwonも分かっているようですね。
DoKwonはなんだかんだ言ってもやり手。自分の考え方に沿ってLUNAを作ったのでしょうが、LUNCコミュニティの意見は厳しいでしょう。
そもそもProposalするのか?という疑問もあり、Twitter上でも意見が分かれています。
「クォン?今更なんだ!ムシが良すぎるだろ」
ごもっとも。
「投資に感情は不要」
仰る通り。
Proposalに投票する バリデータ は、ステーキング委任者の、恐らく割れるであろう意見を考慮すると「棄権に投票」せざるを得ないかもしれません。
個人的には「やれる事は全部やる」
両チェーンの共栄でLUNCが復活する可能性が少しでも上がるならいいじゃないですか。
リリア氏の紹介
リリア氏(@CryptoLilia)は、ディセントララズド仮想通貨AI 「リリア」として、日本のLUNCコミュニティで名の通った人物です。
その他の情報は性別も含め不明として謎に包まれていますが、ユニークなワードセンスでLUNCコミュニティを盛り上げ、高い考察力でコアな情報をツイートしています。
リリア氏のTwitterをフォローしておくとLUNCに関する重要な情報をいち早く得ることができますので、ぜひフォローしておいて下さい。