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Terra Classic:第2四半期の「Platform-As-A-Product戦略」|Zaradar

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※この記事は、Terra Classicのコア開発者、L1開発チーム「L1 Task Force」メンバーであるZaradar氏(@ZaradarBH)が2023年3月31日に公開した記事『Terra-Classic-Platform-As-A-Product (Part 2-of-?)』の内容を日本語訳した記事となります。

この記事の要点

  • 「L1 Task Force」は批判に負けることなく第1四半期の計画を完遂
  • 「Platform-As-A-Product戦略」を成功させるために必要となる3本の柱

第1四半期におけるL1 Task Forceの戦い

私は山の頂上で座りながら、2023年第1四半期の終わりが近づく夕日を眺め、Terra Classic(LUNC)L1開発チーム「L1 Task Force」やコミュニティ、そしてこの第1四半期での進歩とTerra Classicの未来を考えています。そして、Cosmos 側の非難する人たちとの戦いでの新しい傷を数えながら、私は孫子の言葉を思い浮かべました。

敵も己も知れば、百戦危うからず。己を知りて敵を知らず、戦うごとに勝ち負けあり。敵も己も知らず、戦うごとに敗れる

振り返ってみると、第1四半期全体を通じてL1 Task Forceは多くの戦いの日々を過ごし、そして勝利してきました。いくつかの内部の戦いでは敗れましたが、全体的には Till氏Vinh氏LuncBurnArmy氏 たちが成し遂げたことに非常に誇りを感じています。

これは私たちは自分たちのアイデンティティを見つけたと言っても過言ではありません。確かにその中には私たちを戦いで打ち負かす者もいるとは思いますが、決して私たちは精神を壊すことはありません。

もちろん、敗れた敵の中には私たちを小さく見せるか、私たちの実績を無視して自分たちを大きく見せるためにあざ笑う者もいるでしょう。しかし、この永遠に続く"綱引き" の第1ラウンドはL1 Task Forceが成功を収めました。

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第2四半期のテーマ「Platform-As-A-Product戦略」

投票が可決されて第2四半期も継続してL1 Task Forceに資金が提供されることになった場合、私たちはこれまでの取り組みをさらに続け、将来性のある「Platform-As-A-Product(製品としてのプラットフォーム)戦略」をより明確に策定し「パブリックブロックチェーン開発者プラットフォーム」へと取り組む予定です。しかし、それが本当に可能なことなのでしょうか?

現時点において、デジタル経済に参加しようとする企業にとって「Platform-As-A-Product戦略」が不可欠な要件になりつつあることを皆さんに共有することは喜ばしいことではありません。

大手企業はこの"老いたカメ"とも言えるTerra Classicチェーンに開発者プラットフォームを最適に構築する方法や、認知過負荷の問題を解決しながら人事が様々なプロジェクトの交換要求を抑制して十分な開発者を確保し、チームへの人員供給をして期限を守るための助言を求めるのです。そして全員が「インダストリー4.0」という約束の地に向かって競い合っています。ですが、インダストリー4.0が「何を指しどのように見えるのか」という点を本当に理解していないように感じます。

そこで全体像をよりよく理解するために、これまでに成功しているPlatform-As-A-Product戦略のベースとして考えられる「3つの建築的な柱」に分けて説明します。

論理アーキテクチャ:柱その1

論理アーキテクチャは、プラットフォームの機能および非機能要件、およびそのコンポーネント(構成要素)間の関係を定義する概念モデルです。実装の詳細には触れずに、プラットフォームとそのコンポーネントの高レベルな概要を提供します。

ソフトウェア設計において、論理アーキテクチャは「システムの動作・組織・コンポーネント・モジュール・インターフェース・データフロー」を記述するために使用されます。システムおよびそのコンポーネントの構造を定義し、それらが望ましい機能を実現するためにどのように相互作用するかを明確にするのに役立ちます。

論理アーキテクチャは、「Platform-As-A-Product戦略」の成功に重要な要素であり、ソフトウェア開発プロセスにおいて重要な役割を担っています。この論理アーキテクチャは、プラットフォーム自体の上にシステムを実装するための計画や未来の構想として機能します。私たちはこのようなシステムを「dApps」または「L2 apps」と呼んでいます。その目標は、プラットフォームの機能を明確に理解し、主要なコンポーネントとその責任を特定するのに役立つことです。

Terra Classicでは、論理アーキテクチャはネットワークが世界に公開するREST&Event APIとして明示されます。この詳細については こちら で説明しています。

物理アーキテクチャ:柱その2

物理アーキテクチャとは、より抽象的な論理アーキテクチャをサポートするためにプラットフォームが実装される方法を指します。これは「コード・サーバー・記憶装置・ネットワークインフラストラクチャ・その他のL1コンポーネント」など、システムの物理的側面を対象としています。

物理アーキテクチャは、プラットフォーム設計の重要な要素であり、ソフトウェアが現実世界でどのように動作するかを決定します。

また、物理アーキテクチャはプラットフォームをサポートするために必要なソフトウェアのハードウェア要件も定義します。たとえば、ソフトウェアの運用をサポートするために必要な処理能力やメモリ、ストレージです。

さらに、物理アーキテクチャにはプラットフォームのさまざまなコンポーネントを接続するために使用されるネットワーク・トポロジー(*1)と通信プロトコルも含まれます。これは、ハードウェアコンポーネントの場所と配置、およびプラットフォーム全体の信頼性と可用性を確保するために、それらが互いにどのように接続されるかを定義します。

(*1)ネットワーク・トポロジー:コンピュータネットワークの接続形態のこと。ネットワークにおいてPC、サーバ、スイッチ等の機器(ノード)がどのような形で接続するのかを表す。

2022年のTerra Classicで行った作業のほとんどは論理アーキテクチャを理解し、定義することに焦点を当てていましたが、2023年の”復活”に向けて行っている作業は、物理アーキテクチャを改善することに焦点を当てています。

知識アーキテクチャ:柱その3

ソフトウェア設計における知識アーキテクチャとは、開発者プラットフォーム内で「知識がどのように整理・保存・アクセスされるか」という方法を指します。情報がどのように構造化され、管理され、プラットフォーム内での意思決定や開発、問題解決を支援するためにどのように利用されるかに関係しています。

ソフトウェア設計において知識アーキテクチャは、ソフトウェアシステム内で情報を保存、アクセス、共有できる知識管理システムの作成を含みます。これは"道場"と呼ばれることもあり、カスタム検索エンジンやコードカタ(*2)、データマイニングツール、分析エンジンなどの機能も含まれることがあります。これらは、プラットフォーム内で情報を見つけ、分析するのに役立つ機能です。

(*2)コードカタ:"カタ"は空手の型を指し、開発を何度も何度も繰り返してプログラム改善を行うこと。

知識アーキテクチャは、ビジネスインテリジェンスシステム、科学研究プラットフォーム、ブロックチェーンなど、データや情報に大きく依存するシステムで特に重要です。情報が効果的に管理、活用され、ユーザーが意思決定を行うために必要な情報を簡単に見つけることができるようにします。

知識アーキテクチャで使用される一般的な技術やツールには「データモデリング・オントロジー(*3)開発・知識表現・ピアアシスト(*4)学習戦略」などがあります。これらのツールは、プラットフォーム内で情報がより使いやすく、アクセスしやすい形で整理され、構造化されるのに役立ちます。

(*3)オントロジー:人間の持つ「情報」をコンピュータが分かるように整理、記述すること、またそのフレームワーク自体を指す。
(*4)ピアアシスト:学習者同士がお互いに支援し合い、知識やスキルを共有する学習法。この方法では、学習者は互いの経験や理解に基づいてアドバイスを提供し、問題解決や目標達成に役立てることができる。

Terra Classicでは「知識アーキテクチャ」が最も重要視されていない柱であり、そもそも存在しなかったと主張する人もいます。そのため、L1 Task Forceが"道場"作りに着手しました。

L1 Task Force Q2活動提案への投票

この記事をもって第2四半期Proposal(提案)への投票が成功することを祈ります。私たちのほとんどはコミュニティが私たちの提案を受け入れるか、あるいは代替品を見つけるかを考える間、しばらく休暇を取るつもりです。それまでは皆さんのご健勝をお祈りするとともに、第2四半期で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

『Terra-Classic-Platform-As-A-Product (Part 2-of-?)』の原文はこちら
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